以前、こちらの記事にてシェイクスピアズ・グローブ(グローブ座)を紹介しました。
ずいぶん前にロミオとジュリエットをグローブ座で観たことがあったのですが、久しぶりに真夏の夜の夢を観に訪れたので書きました。
私は舞台に関して素人ですが、これまで折々に触れてお芝居やミュージカルなどの舞台を観てきました。
そんな中…正直、今まで観たいろんな舞台の中で、今回のグローブ座の舞台は最低でした。
舞台の最初にキャストが出てきて踊るシーンがあったのですが、そこですでに「あれ…?なんか学芸会みたいなんだけど…」と不安がよぎりました。
別のシーンでは舞台に上がってきたキャストが客席に向かって手を振ったりして。
どうやら知り合いが観に来ている様子でしたが…そんなプロの舞台、見たことないです。
そして一番驚いたのは、重要キャストの1人が普通の黒Tシャツに黒レギンス、スニーカー姿で手に台本を持って登場したこと。
えええええ!?
きっと本来のキャストが何らかの事情で出演できなくなったのでしょうが…普通、舞台って緊急時に備えての代役も準備しているものですよね?
でもグローブ座の真夏の夜の夢では、衣装も着ずセリフも覚えていない人が舞台で台本を読んでいたんです。
さすがにそりゃなくないですか!?
1人1万円以上するチケットを買ったのにこの内容!?!?
本当にガッカリでした。
そして最近、黒人が白人の役をやったり、ヒーロー役を女性役にしたりという、マイノリティ擁護の動きがあるじゃないですか。
19世紀初頭のイギリスの名門貴族一家を描いたドラマ、「ブリジャートン家」が人気だった頃、私も第一話を観てみたのですが、貴族の中に黒人女性がいて観続ける気が失せてしまいました。
マイノリティ擁護はいいのですが、さすがに19世紀初頭のイギリスで黒人貴族は…無理がありすぎるでしょー!!
そんな風潮がグローブ座の「真夏の夜の夢」にもありました。
キャストがほぼ女性。
小さい女性が男性の役をやっていたりするので、内容が混乱してしまって観辛かったです。
これは完全に個人的意見ですが、史実を捻じ曲げたり原作を改編して有色人種や女性に役を与えるというのは良くないと思うんですよね。
白雪姫に黒人を配役するのではなく、黒人プリンセスが出てくる新たなお話を作ればいい。
歴史物のドラマに不自然な配役をするのではなく、フィクションのお話で黒人が貴族だった世界線を作ればいい。
こういった風潮を英語で「WOKE」と言いますが、この舞台にはWOKEの雰囲気をちょっと感じました。
このサイト内でシェイクスピアグローブへのページアクセスが多いので、私の体験を書きました。
シェイクスピアグローブに行くなら私は絶対トトロの方が何倍もおススメです~~~!!
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