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レビューの前に、まずは私の肌質を。
ここ数年、時によっては敏感肌用の基礎化粧品もしみることのある揺らぎ肌。
乾燥気味なのにイチゴ鼻のわがままスキン。
刺激が少なく、保湿をしっかりしてくれるスキンケアを心がけています。
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WELEDA(ヴェレダ)はドイツのオーガニックコスメというイメージがあったのですが、この記事を書くにあたって確認したところ、本社はスイスにある会社でした。
※ヴェレダの詳細なんてどうでもいいよ、クリームのレビューはどこじゃい!?という方はこちら
ヴェレダのリサーチ中、発見してしまったのが創業者の1人がルドルフ・シュタイナーだということ。
海外在住の方やお子さんの個性を伸ばす教育をと考えたことのある方はご存じかもしれません。
ルドルフ・シュタイナーは「シュタイナー教育」の創始者でもある人です。
むかーーーし、シュタイナー教育について読んだことがあり、興味深い教育方法だと思った記憶はありましたが詳細はうろ覚えでした。
そこで今回あらためて読んでみたところ(ウィキペディアにてw)、どうやらこのシュタイナーさんは教育だけでなく様々な学問で功績を残している方で、「シュタイナー医学」なるものも創始したそう。
この「シュタイナー医学」では
人間は肉体・生命・感情・精神の4つのバランスが崩れると病気になる
とされているそうで、
薬は体の自己治癒力にたしかな刺激を与えるもの
というのがヴェレダの製品哲学だそうです。
薬や医薬品で症状を抑え込むのではなく、人間が本来持っている自己治癒力を薬によって刺激することで治す方向へ持っていくというやり方です。
イギリス王室御用達のホメオパシーと似ている感じがします。
ちょっと脱線しますが、イギリスではホメオパシーが盛んです。
私はまだ試したことがないのですが、腰痛で困っているときに友人にお勧めされたことがありました。
彼女も以前、原因不明の腰痛に悩んでいたそうで、マッサージやカイロプラクティック、外科などいろいろ試したけれど一向に良くならず。
そんな時に彼女の知人が教えてくれたのがホメオパシーだったそうです。
彼女の知人のそのまた知り合いがホメオパシーを勉強中とのことで、無料でいいからと言われ試してみたところ、何をしても効かなかった痛みがピタリ。
彼女自身も経験するまでは眉唾と思っていたそうですが、実際に痛みが止まって信じざるを得なくなったと言っていました。
ま、私は試したことがないので何とも言えませんが、もし何をしてもなくならない痛みなどがある方は試してみる価値はあるかも!?
しかしホメオパシーによる死亡事故などが起こっていることも否めませんので、ご利用の際はどうぞご注意を。
前置きが長くなりましたが、肝心のクリームについて。
私はwaitroseで購入しました。
Amazon UKなんかで買うよりも少しお安いです。
そして日本の価格の約半額です。(2020年4月現在)
購入する際に何軒かお店を回ったのですが、「Weleda」と言ってもピンと来てくれる店員さんはほとんどいませんでした。
ヴェレダはイギリスではあまり人気ではないのかもしれません。(とは言っても、Whole Foods Marketなどでも取り扱いがあり、入手しにくいわけではないと思います。)
手に出してみると、練乳のように、いや、練乳よりもね~~~っとりとした質感のクリーム。
独特なハーブ系の香りで、
「お、こりゃラベンダーが入ってるな」
と思い、箱の原材料を確認してみると………入っていませんでした(!!)。
水、ヒマワリ種子油、ラノリン、アーモンド油、ミツロウ、エタノール、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−3、グリセリン、リモネン、サンシキスミレエキス、香料、加水分解ミツロウ、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、アルギニン、硫酸亜鉛
好みは分かれると思いますが、私はラベンダーだと思ったくらいなので、この香りは嫌いじゃありません。
日本ではハンドクリームや身体用にこのスキンフードを使用している方が多いようですが、私は顔に使うつもりで購入しています。
※後日談
リピで購入した際、顔用ではなくハンドクリームとして使用しました。ハンドクリームとしての使用感も最後に書いています。
原材料の3番目、ラノリンという成分は聞いたことがありませんでした。
そこで調べてみると、これは羊から分泌される油だそうで乾燥やアンチエイジングに絶大な効果があるそう。
ラノリンはセレブたち御用達!なんて記事も見かけました。
…いいじゃないの。
また原材料2番目のヒマワリ種子油はビタミンEの含有量が高いため、お肌にハリを与え、保湿に優れているらしいです。
…これまた、いいじゃないの!!
更にヒマワリ種子油の構成はお肌にとてもなじみやすいものなので、ディープクレンジングにも最適だそう。
クレンジングにも適しているということは、お化粧前に使うとファンデーションがよれちゃったりするのかな?と思い、朝は使っていません。
なにせ「ね~~~っとり」なので、まずは手のひらに出し、両手をこすり合わせるようにして手のひらに広げた後、顔にスタンプするようにつけています。
公式ページによると、使用方法は
手のひらでクリームが肌に吸収されるまで優しくなでるようになじませます。
となっていますが、顔で何度かスタンプしても吸収される感覚はなし…。
よくよく見てみると、それは身体への使用方法で顔の場合は
優しく手のひらで押し付けるようになじませます。
となっていました。
顔の上で「なでるようになじませる」には質感が固すぎるのかもしれません。
これまで乾燥肌用のいろいろなクリームを試しましたが、スキンフードはその中でも一番といっていいほどのベタベタ加減!
顔にスタンプしてもなじむ(吸収される)感覚はほとんどないので、ベタベタの質感が嫌いな方は絶対にNGです。
普段、高保湿系のクリームを使っている方でも驚くほどのベタベタです。
ただ数時間経てば、ベタベタはいつの間にか吸収されています。
先述したように元々朝は使っていませんが、このベタベタさ加減は朝メイクをする際に邪魔になりそうです。
肝心のお肌ですが、夜のみの使用で2週間ほどになりますが、劇的な変化はありません。
朝起きた時の触り心地がしっとりとはしているのですが、今のところ見た目は潤っているように見えません。
しかし皮膚科医がお勧めするというセラヴィですらピリッと刺激を感じることのある私の肌ですが、このスキンフードは生理前の敏感な肌状態でも全く問題なし。
どうやらアトピー肌の方でも安心して使える処方だそうです。
これには安心!!
そして数週間前にできたばかりの稗粒種があったのですが、これがいつの間にか取れていました。
<稗粒種(はいりゅうしゅ)とは>一見、白ニキビのように見える小さなものなのですが、ニキビのようになくなることはなくずーっとお肌に残っています。
以前からある古い稗粒種はまだ残っているのでもしかしたらスキンフードのおかげではないかもしれませんが、稗粒種が自然に消えてなくなることは今までなかったのでスキンフードのおかげ?と勝手に感じています。
このまま使っていて古い稗粒種もなくなったら嬉しい…!!
いつまでたっても消えない「ぷつっ」としたものが顔にあるのって、地味~~~にストレスです。
※数か月使ってみたものの、古くからある稗粒種は消えませんでした。。。残念。
まだ大きな変化はありませんが、乾燥には効いているように思います。
こちらの値段を知っているからか、日本の公式価格(税込み2640円、2020年4月現在)は少しお高く感じてしまいますが、並行輸入などでお安く入手できるのであれば乾燥・敏感肌に悩んでいる方は試す価値があると思います。
もう少し使ってみて何か変化があれば追記しますね!
ハンドクリームとして使用した感想
どこかでお安くなっていた時にリピで購入。
今回は、寝る前のハンドクリームとして使用しました。
上でも「ラベンダーっぽい香りがする」と書いているようになんだかリラックスできる香りなので、寝る前のハンドクリームとしてはいいと思います。
ただ…やはりものすごーくベトつきます。
ものすごーくベトつくからこそ、寝る前じゃないと使えない…。
指先に付けてしまうとスマホの画面や本のページにべっとりついてしまうので、寝る前の使用でも手の甲にしか使えませんでした。
ベッドに入ったらスマホも本も見ずにすぐ寝る!という方なら手全体に塗れるかもしれませんが…。
このスキンフードが終わった後、ボディショップのシア・ハンドバームというものを使い始めましたが、この商品と真反対の商品でした。
※アットコスメであまり評判のよろしくない「シア・ハンドクリーム」は右側の古いもの。私の購入したのは新しいタイプの「シア・ハンドバーム」です。
ボディショップの物は「え、潤って…る?」と思うくらい、さらっとしています。
スキンフードは水分を与えるというよりはねっとりとした重いオイルを塗っているような感覚ですが、こちらも水分はほとんど感じず、ワセリンのようなコーティング感を感じます。(まさに「バーム」という感触。)
あまり好きな感触ではないものの、すぐに何かを触れる、というのもハンドクリームの重要なポイントだったりするな…と実感しました。
ただ…スキンフードがリラックスする香りなのに比べて、こちらはおばあちゃんっぽいニオイ…。(おばあちゃん、ごめん!)
私はロクシタンのシア系クリームの香りが大好きなのですが、ボディショップのシアの香りはロクシタンと全然違う!!
ベトベトするけどいい香り、さらっとしてるけどくっさい…結局のところ、いずれもハンドクリームとしてはイマイチかもしれません。
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