Small Claimにかかる費用とは?Small Claim②

British Poundsロンドン基本生活

どんな場合にSmall Claim申請することができるかについては、をお読みください。

 
Small Claimを利用してお金を取り戻したい!支払ってもらいたい!場合に、まずSmall Claimの申請費用を見てみましょう。

政府の公式ページはこちらです。

請求額申請費用
£300以下£35
£300.01 ~ £500£50
£500.01 ~ £1,000£70
£1,000.01 ~ £1,500£80
£1,500.01 ~ £3,000£115
£3,000.01 ~ £5,000£205
£5,000.01 ~ £10,000£455
£10,000.01 ~ £200,000請求額の5%
£200,000以上£10,000
£10,000以上はSmall Claimとは呼びませんが、参考として掲載しています。

 
 
 
勝訴した場合には、この申請費用は相手側に支払ってもらうことが可能です。

また学生さんや求職中の方などお金に余裕がない場合は、申請費用の免除をお願いすることもできます。

申請費用免除の条件はこの記事の下に記載しています。

 
 
 

Small Claimを申請して、相手が異議を申し立てて合意に至らない場合には裁判所で法廷審理(Court Hearing)が行われます。

ただし明らかに証拠が揃っている場合には、審理不要と判断されることもあるそうです。

法廷審理と聞くとそれだけで怖いですが、それほど大仰なものではなく普通の部屋で執り行われる聞き取り調査のようなものらしいです。

法廷審理についての詳細は別の回に記しますが、この審理にかかる費用は以下になります。

請求額費用
£300以下£27
£300.01 ~ £500£59
£500.01 ~ £1,000£85
£1,000.01 ~ £1,500£123
£1,500.01 ~ £3,000£181
£3,000.01以上£346

この費用もSmall Claimの申請費用同様、勝訴すれば相手側に請求することができます。

また勝訴した場合には裁判所への交通費や、裁判所へ出廷するために仕事を休んだ場合の損害なども合わせて請求することができます。

法廷審理にかかる費用も、低所得・無所得の場合には免除を申請することができます。(詳しくはこの記事の下部)

 
 
 
もし万が一、敗訴して控訴したい場合には£129の費用が掛かります。

こちらもこれまで同様、費用の免除を申請することも可能です。(詳細は下記)

 
 
 
Small Claimを申請し、法廷審理も終わり、勝訴して裁判所から相手へ支払い命令が出されたけれど。

ここまでしても支払ってくれないような人は、裁判所からの支払い命令も無視する可能性があるんですよね。

その場合には支払いを強制執行することができます。

できます…が。

ここでも更に費用が発生します。

強制執行に関する詳細は後日記しますが、費用は以下となります。

Order to obtain information from a debtor(雇用状況や経済状況を知るために裁判所へ出廷させる)
£59

Warrant of control(執行人が債務者の家や保有するビジネスに赴き、支払いを促すor競売に掛けられる商品を没収する)
£130

Attachment of earnings(債務者の雇用者に連絡し、給与から債務を支払ってもらう)
£119

Third party debt order(債務者の銀行などに連絡、口座を凍結しその中から支払ってもらう)
£119

Charging order(債務者の保有する土地や建物を売って支払ってもらう)
£119

 
 
 
Small Claimや民事訴訟に掛かる費用について、政府の公式ページこちらで確認できます。

 
 
 
これらすべての費用に対して、捻出することが難しい方々のために免除制度があります。

免除を受けられるのは以下の条件に当てはまる方です。

・61歳以上の方で£16,000以上の貯金がない場合

・60歳以下の方で£3,000以上の貯金がない場合

・独身で毎月の所得が£1,170以下の場合

・パートナーと同居していて、毎月の所得が£1,345以下の場合

・子どもを扶養している場合、毎月の所得は子ども1人につき£265上乗せされます。
(例:パートナーと同居していて子どもが2人の場合⇒毎月の所得が£1,875以下となる)

・永住者で以下の保護を受けている場合
  - Income-based Jobseeker’s Allowance (JSA)
  - Income-related Employment and Support Allowance (ESA)
  - Income Support
  - Universal Credit (および 年間所得が£6,000 以下)
  - Pension Credit (Guarantee Credit)

上記に当てはまる方は申請費用などの免除が受けられます。

こちらのページの中ほど、緑の「START NOW」ボタンからオンラインで免除申請することができます。

費用免除の申請をすると、おそらく過去1~3か月分ほどの銀行明細や給与明細などの提出を求められるかと思います。

費用免除を申請する方は、Small Claimの申請をする前に費用免除の申請をするようにしましょう。

※Small Claimの申請後でも費用の返還を申請できるようですが、おそらく先にしておいた方が色々とスムーズにいきそうです(この国では…笑)。

 
 
 
Small Claimは最初の申請費用だけかと思いきや、法廷審理や控訴、強制執行など各段階で費用が発生するというのは見逃しがちなポイントだと思います。

私の場合、Small Claimを申請する前に何度か「Letter Before Action」という、「支払わなければ訴訟を起こしますよ」という警告レターを送ったのですが、結局は無視されてしまったのでSmall Claim申請に至りました。

私からの警告レターは無視していたくせに、Small Claimを申請して裁判所から通知が行くと、相手は異議申し立ての期限延長を申請してきました。

私からの警告レターを無視していたので、実はどこかで裁判所からの通知も無視してくれるんじゃないかな~と期待していました。

※裁判所からの通知を無視して異議申し立ての期限が過ぎてしまうと、債権者の勝訴が確定します。

詳しくは後日書きます(書くかもしれません!?)が、私の訴えている相手は思い出すだけで不安な気持ちになる、とても攻撃的なジャマイカ系イギリス人女性でした。

彼女が期限の延長申請しているということは、私の住所や連絡先も知られたという事。

どうにも不安に襲われ、心休まらない日々を過ごしました。

しかし結局は異議申し立ての期限になっても彼女は何もしなかったので、私の勝訴が確定しました。

この記事で紹介しているSmall Claimに掛かる費用、そして請求したい額とを比較検討し、それだけの費用を支払うことや訴訟中の心労などを鑑みた上でSmall Claimを申請するかどうか決めてください。

私の場合はすっかり泣き寝入りしたつもりだったのですが、その話を聞いたパートナーが

「自分だったら絶対に訴える!!」

「費用は僕が支払うから、そんな人は訴えよう!」

と説得してきて、Small Claim申請する決意をしました。

Small Claimは債務が支払われるべき日から6年以内であれば、申請することができます。

私は泣き寝入りした「つもりだった」ので、6年経ってしまうギリギリで申請しました。

このジャマイカ系女性には本当に色々と嫌な目に遭わされたんです…。

金額どうこうというよりは、その女性に自分の行動を反省してほしくて申請しました。

 
 
 
次回はSmall Claimを実際に申請する場合の注意点についてお伝えします。

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