" /> WOMXN | じゃぱろん

WOMXN

rainbow map英語

何気なく読んでいた記事がきっかけだった。


キアヌ・リーブスに20年ぶりに出来た恋人と言われる、アレクサンドラ・グラント。

現在(2020年1月)46~47歳の彼女だが、目を引くのは総白髪の頭。

私も初めて写真を見た時は、あれ?と思った。

顔自体もそうだが、なにせ白髪のせいであまり美しく見えなかったからだ。

「キアヌの母親じゃないの?」

なんていう意地悪な記事も見かけたが、キアヌ・リーブスは自身と同年代の女性と付き合うところが好感度大。

いい人エピソードに事欠かないキアヌだが、20年ぶりの恋人が多くのハリウッドスターのように娘ほどの年齢差の小娘だったら好感度だだすべりだっただろう。



そんなキアヌの彼女が、ヘアカラーが乳がんにおよぼす影響について語っていた。


Wow. Today’s news… The numbers are staggering, especially for womxn of color. I went gray prematurely in my early 20’s… and dyed my hair every color along the way until I couldn’t tolerate the toxicity of the dyes any more. In my 30’s I let my hair turn “blonde”… I love and support that every womxn can choose how she wants to look at every age. But/and, if womxn are perishing from beauty standards… then let’s talk about those beauty standards. Love to all womxn!




内容は置いといて、文中にある「womxn」が気になった。

最初はミススペルかと思ったが、何度も出てくる。


とある日系記事ではこんな風に説明されていた。


「トランスジェンダー、非バイナリー、有色人種の女性を含むことを意図的に示した言葉 」


同様の表記が類語と言われる「womyn」のwikipedia英語版で確認できる(2020年1月18日現在)。

Recently, womxn has been used by intersectional feminists to indicate the same ideas, with explicit inclusion of transgender women and women of color.


まず”非バイナリー”とはなんぞや?

※非バイナリーとは男性・女性のどちらにも当てはまらないとされる「第三の性」らしい。


そして驚いたのが、”有色人種の女性”。

ここに挙がっているのは性的マイノリティの方々ではないのか?

そこになぜ「有色人種の女性」が並列されるのか?

 
 
 

話はやや逸れるが、私はイギリスの接客・カスタマーサービスにイライラすることが多い。

とにかく無責任で、その場しのぎのことを言う人ばかり。

接客は一流のはずのデパートで本当に嫌な思いをしたこともある。

 

すると、ある友人がこんなことを言った。

「どうして君はいつもそんな目に遭うんだろうね?自分はそんな対応をされたことはほとんどないのに。アジア人女性だからかな。」

その友人はアメリカ人男性だった。

 

私は鈍いのか、友人にそう言われるまで自分が差別をされているのだとは思ったことがなかった。

私は自分が接客態度の素晴らしい日本という国出身だから、イギリスの接客・カスタマーサービスに不満を抱いているのだと思っていた。

この国の接客について不満を言うと、フランス人やスペイン人の友人は驚く。

「イギリスの接客は自国に比べたら天国なのに!」

白人や男性は接客で嫌な思いをしていないのだろうか?

 

そこでイギリス生まれ・イギリス育ちの中国系女性に聞いてみると、生活の中で差別を感じることが多々あるとのこと。

英語が母国語で中国語は話せないのに、デパートなどで何か尋ねても答えてくれず中国人店員を連れてこられる、自分一人の時と男性が一緒の時では明らかに態度が違う、アジア人女性は身体も小さいからよく見下される、と。

 

この国のサービスの質が悪いのではなく、自分が差別された結果の横柄な対応だったのか…。

それに気付いてしまってからというもの、接客やカスタマーサービスで嫌な対応をされるとこちらも噛みつくようになってしまった。

 
 
 

なにはともあれ、有色人種の女性が差別を受けているだろうことは、自身の経験からも推測はできるのだが。

 

やはりトランスジェンダーや非バイナリーの方々と並列されているのが理解できない。

その方々と一緒にされたくない、というわけではない。

分類が全く異なると感じるからだ。

 

例えるならこんな文章。

「イチゴとさくらんぼ、こんにゃくは仲間です。」

違和感を感じないだろうか?

イチゴとさくらんぼは果物として同じ分類。

こんにゃくも食べ物だけれど、この2つと並列になるかと言われると…違和感。

逆にこれを並列できる人は、これらが同じものであるという認識だということ。

 
 
 

近年、LGBTへの理解も深まり、ロンドンでは街中で手をつないだりキスしたりする同性カップルもよく見かけるようになった。

私にはゲイやレズビアンの友人もいて、彼らの苦悩も知っている。

自分が同性愛者だと認識した時のショック、同性愛者ということは子供が持てない(代理出産、精子ドナー、養子など道はあるので絶対的ではないが、その友人はそのように感じたらしい。)=親を悲しませてしまうと悩んだ日々、職場の制服でスカートを履けと強制されることへの抵抗。

自分はストレートの異性愛者なので彼らの気持ちを100%理解できるわけではないかもしれないが、大変だろうと想像はできる。

だから決して彼らと一緒にされたくないわけではない。

 
 
 

しかしwomxnという言葉は、女性なのかどうか、一見したところではわかりづらい方々を「女性」として擁護する言葉なのではないか。

有色人種の女性は、一見「女性」とはわかりづらい人々なのか?

  
「womxn」をwikipediaで見てみると、どうやら元々は奴隷制度や人種差別・性差別に苦しむ黒人女性を指す言葉だったらしい。

それは理解できる。

しかし2015年頃からトランスジェンダー女性をも包括する言葉として使われ始める。

…それなら性差別に苦しむ「すべての女性」という意味で、白人女性も含めるべきなのでは?

 

キアヌ・リーブスの彼女は白人女性。

本人は善意で「womxn」という言葉を使っているのだろうが、有色人種の女性である私から見ると偽善に見えてしまった。

この言葉に対する抗議・批判のようなものがネット上で見当たらないのも不思議だ。

 
 
 

ちなみに発音は、普通の「woman」と同じだそう。

複数形の「women」と言いたい場合も「womxn」と綴って発音だけ変えるそうだ。

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