日本からイギリスへ旅行する方に私がお勧めしている季節は5月~7月。
この時期はなにせ日が長い!
これは私がロンドンへやって来た時に最も驚いたことです。
6月は夜中3時半くらいになると空が明るくなってきます。
日没は夜9時半頃で、10時くらいまでは太陽光が残っています。
日がこれだけ長いと、気分も明るくなるし、海外での夜歩きも怖さ半減です。
私の一押し旅行シーズンは5~7月なのですが…日は長くても気温が難しいんです。
ここ数年、世界的な温暖化の波がイギリスにも押し寄せているので、私がロンドンに来た頃の夏よりもずっと暑くなりました。
東京とロンドンの気候の比較表を見てみましょう。

この表を見ると、夏場もロンドンは東京ほど暑くならないように見えますが、ここ数年は暑い日も多くなっているので6月~8月には30度近い気温になることもあります。
(東京もこの表によると7月の最高気温が29度になっていますが…ここ最近ではありえないですよね!?)
イギリスでは夏もあまり暑くならないがゆえに、一般家庭にはほぼエアコンがありません。
もし滞在中に暑い日が重なってしまった場合、旅行でホテルに滞在する方は大丈夫だと思いますが、語学留学でホームステイする人などは寝苦しい日もあるかもしれません。
また気温だけではわかりづらいのですが…イギリスは風が厄介なんです。
夏も冬も、気温はそこそこ高いのに、風がびゅうびゅう吹きすさぶせいで凍えるように寒かったりします。
そして降水量を見てみるとロンドンよりも東京の方が断然降水量が多いことにお気づきでしょうか?
天気の悪い印象のあるロンドンかと思いますが、日本の梅雨や秋のように一日中しとしとと雨が降っていることはあまりありません。
折り畳み傘を持参するのもアリですが、下記で紹介しているようにフード付きアウターなどでも一時的な雨はしのげると思います。
冬はとにかく寒さ対策をすればいいので服装は難しくないのですが、夏が難しい。
暑かった場合バージョンと寒かった場合バージョンの2種類用意しなくてはなりません。
寒かった場合とはいえ、夏だからね~♪なんてタカをくくってはいけません。
数日前(6月下旬)、冬用コートやロングダウンを着ている人を見かけました。
そんな厚手コートを着る人がいるくらい、寒い日もあるんです。
下の写真は2025年7月のお天気です。
最低気温が11度の日もあればその3日後には30度越え…。
最高気温が1週間のうちに10度も違ったりしてます。

だから難しいんです、夏のイギリス旅行の服装!
そんなこんなを踏まえた上で、私のおすすめはこんな感じ。
・日本で着ている夏服
ただし極端に薄手ではないものがおススメ。
特にボトムスはあまりにペラペラだと夜や寒い日に後悔します。
・↑に合わせられる長袖カーディガン
上記の夏コーデに合わせられるカーディガン・羽織ものが必須です。
・薄手の長袖トップ・トレーナー
夏服にカーディガンでは寒い場合、長袖トップ+カーディガンや長袖トップ+下記アウターで
対策しましょう。
・ウルトラライトダウンのような薄くて軽くて暖かいアウター
先に述べたように、夏場なのに寒くなることも大いにあり得ます。
特に夜はカーディガンや羽織ものだけでは凍えてしまうことも。
しかしすごく天気のいい1週間に当たった場合などはアウターが全く必要ない可能性も
否めません。
そのため軽くてかさばらない、ウルトラライトダウン的なアウターをお勧めします。
できればフード付きで雨が降った時には合羽代わりになるものがいいかと思います。
あまり荷物を持ちたくない方は寒かったらイギリスのユニクロで購入…という手もありますが、
イギリスのユニクロは日本のお値段の2~3倍します…。
・レギンスかストッキング・タイツ
これも寒い日に重宝します。パンツ・スカートの下に。薄手のものを1つ。
・サングラス・帽子
日が長いですし、日本よりも日差しがギラギラしている感じがあります。
また日本では普通に使用されている日傘ですが、こちらではほとんど使われていません。
日傘を差すことによって観光客アピールしてしまうことになってしまう(スリなどの
ターゲットになってしまう)こともあるので、紫外線対策はサングラスや帽子にして
おきましょう。
またイギリスの海辺へ行くのでない限り、サンダルもいらない気がします。
日中は暑かったとしても、夕方以降は気温がぐっと下がるので、サンダルだと寒いかもしれません。
もしユースホステルやエアB&Bなどをご利用の場合は、外・中兼用で使えるサンダルを持参すれば宿でリラックスする時と熱い日の日中の双方使えるかと思います。
そして夏に限らずですが、私はイギリスに来て最初の5年くらいはお財布やスマホをボトムスの前ポケットに入れるようにしていました。
もちろん大きなお財布ではポケットに入れることができないため、コインケースのようなお財布です。
ちなみにハイブランドのお財布はお会計の際に目を引いてしまうので、後をつけられるなどして狙われる可能性があります。
後ろポケットではスリにあう可能性があるので、あくまで「前ポケット」です。
イギリス在住5年が過ぎ、お財布&スマホをバッグに入れるようになりましたが、バッグはジッパー&フラップ付きでしっかりガード。
イギリス在住10年を超えるまで盗難に遭ったことはありませんでした。
そんな私も結局スリに遭いました…。
【観光】取られてからじゃ遅い!知っておきたいスリの手口(実体験)
10年無事だったせいで気が緩んでしまったんでしょうか。
どんなに気に入ったバッグもジッパー&フラップのダブルガードでなければ購入しなかったのですが、とても気に入ったバッグがフラップだけだったのに購入してしまいました。
一応、マグネットで開閉できるフラップなのですが…このバッグにした途端、ロンドン中心地でスリに遭ってしまいました。
また同じ頃、コートのポケットからもすられてしまいました。
ジッパーやフラップ付きではないコートのポケットは電車やバスなどで座っていると大きく開いてしまうこともあり、そこをやられました…!!
トートバッグのように直接手を入れられるタイプのバッグや、簡単に開閉できるタイプのバッグはイギリス旅行では使わないようにしましょう。
またジッパーやフラップのないジャケット(アウター)のポケットにも気をつけましょう。
みなさんがイギリス旅行を楽しめますように!♡
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