アマゾンUKをブラウジングしていると、日本製化粧品の出品がかなり増えていることに気付いた。
アマゾンでこれだけ多いということは、eBayではもっといるはず…とチェックしてみるとやはり。
eBayにも日本のコスメがたくさん出品されていた。
※でも日本製のスキンケア製品を海外で使う場合は注意が必要です!硬水地域でのスキンケアについてはこちら。
このブログに足を運んでくれた方にこっそりお伝えすると、日本製の化粧品を海外サイトで販売するのはいいお小遣い稼ぎになる可能性大!
デパートなんかで売っている高級コスメ(通称デパコス)ではなく、ドラッグストアなんかで売っているお手頃コスメで構わない。
日本での値段を知っている身としては、ぎょっとするようなとんでもない値段で売っていて二度見してしまう。
コットンのシルコットが2箱で1000円超え…(2020年6月現在)。
昔から人気のスキコンと呼ばれる化粧水、アマゾンジャパンでは500円前後なのに対してアマゾンUKでは約3000円…(2020年6月現在)。
そんな値段が許されている=介入の余地あり。
日本の化粧品は安くても1.5~2倍くらいの値段なので、セールの時に買いだめして価格を抑えたり、セット販売などで売り方を工夫すれば利益を出せるはず!
日本の重たくない日焼け止めや、大容量の美容パック、プチプラなのに高機能なマスカラなど、欲しいものはたくさんあるのに、1、2年前まではアマゾンで見かけることはほとんどなかった。
しかし!!
いつのまにかあるじゃないの~~~~~!!
しかも上々のレビューでかなり人気の様子。
日本で大人気のヒロインメイクシリーズの商品を購入してみようと出品者情報を見てみると。
あれ。
コリア発送…。
他の商品も見てみる。
馬鹿みたいに高値で出品してるのなんか、クリックする気になれない。
同じ商品ならやはり最安値をクリックするのが人ってもんでしょう。
…あれ、またコリア発送だ。
なんとなんと、信じられないような高値で出してるのは、全部日本からの発送じゃないですか!!
きっとコリア発送の人は、日本から取り寄せる費用も込みで最安値で出している。
欲張ってる場合じゃない、日本の商品なんだから、ドラッグストアのセールなんかを活用すればいくらでも安く入手できるはず!!
もっと日本人も世界にビジネスを広げましょうよ!!
少し前までは日本製のコスメをアマゾンで購入するなんて考えられなかったので興奮してしまい、試しにアマゾンから1点、eBayから1点、購入してみた。
アマゾンの日本から発送のものは到着まで3週間掛かった。
「発送しました」の通知を受けた際、
「追跡番号はありますか?お手数ですが教えていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
と日本語・英語の両方で問い合わせたところ、無機質な英語のコピペ文で
「追跡番号なし(Tracking number: Not available)」
とだけ返信が。
「なーんだ、日本発送だから日本人だと思ったのに、日本在住の外国人か」
と思った。
私の中では日本=顧客サービス世界一!なので、日本人がこんないやーな感じの返信をするわけがない。
外国人だとするならば、この無機質な返信もなんとなく納得。
そう思っていたのだが。
到着した荷物を見ると…差出人の名前は思い切り日本人男性。
日本人が日本語で問い合わせを受けたのに、英語のコピペ?っぽい返信するか…?
かなり時間はかかったものの、商品自体は受け取ったので満足は満足だが、この人からもう一度買おうとは思えない対応だった。
eBayの方はコリア発送。
先述の日本人男性よりも荷物の到着が早く、ずっとずっと好感の持てる梱包だった。
印刷ではあるものの、購入してくれてありがとうというお礼のメッセージ、そして5㎝四方の折り紙が一枚。
めっちゃ安そうなペラッとした折り紙1枚だが、きっとヨーロピアンにしてみたら
「あぁ~日本から届いたのね!(本当は韓国からだけど。)」
と実感するのだろう。
ちなみに購入した商品のパッケージには、日本語で書かれている使用方法の上に韓国語のシールが貼ってあった。
ということはその人は韓国で売られているものを購入して発送していることになる。
きっと日本で買うよりも高いんじゃないかと思うのだが…。
やっぱり日本発送の人たちは利益を多く取ろうとちょっと欲張っちゃってるんだろうか?
タイトルで「オンラインで人気!日本のコスメ」としたものの、実は10年ほど前からひそかなブームだったのは韓国コスメの方だ。
日本人に比べるとヨーロッパの女性はスキンケアに無頓着な人も多いが、時々出会うコスメフリークの人たちが口にしていたのは韓国コスメだった。
ポーランド人女性が韓国コスメをネットで取り寄せて使っていたり、イギリス人女性が韓国のカタツムリクリーム(日本でも流行った!?はず)を使ってたり。
当時、日本のコスメはというと、資生堂やシュウウエムラ、RMKなどはデパートで取り扱われていたが、日本人以外で日本のコスメを使っている人に会ったことはなかった。
ロンドンには無印良品の店舗がいくつかあり、数は少ないもののスキンケア商品もいくつか取り扱っている。
なぜか無印はラベルに各国の値段が表記されていて、日本の価格の3倍する商品なんかは買いたくなくなってしまう。
スキンケア商品も日本の1.5~2倍くらいするので抵抗はあるのだが、仕方なく買っている。
特に化粧水。
ヨーロッパには化粧水という概念自体がないらしく、入手できないのだ。
ヨーロッパのスキンケアというと、洗顔後にクリーム。終了。
化粧水のようなただの水にお金を払うのはありえない、クリームに含まれている水分で十分、という記事を読んで私も化粧水なしの生活を数年試してみた。
(日本の倍以上のお金を出して無印の化粧水を購入することに抵抗していたともいえる…。)
それはそれで生きていけるのだけど、数年越しに化粧水を使ってみた時、潤っていると感じてしまった。
だからしぶしぶ倍の値段を払って無印の化粧水を購入している。
無印では一時期、化粧水などのコスメが撤退してしまったが、間もなく復活した。
最近ではふき取りケアのシリーズも追加販売されている。
ということは、ヨーロッパ女性の間でも化粧水という概念が知られてきているのかもしれない。
アマゾンUKでとにかく見かけるのは極潤シリーズ。
オンライン販売を考える方は新たな化粧水を広めてみるのもいいかもしれない。
最後に、日本のドラッグストアで買える商品で、イギリスで売れそうなものを列挙してみる。
すでにアマゾンUKで見られるものもあるが、オンラインビジネスを考えている方への参考に。
・眉毛・顔用かみそり(現在アマゾンUKで見られるのは大きくて品質が良くなさそう)
・大容量パック(韓国系のお店で1枚300円くらいで売られていたりする。)
・湿布や休足時間
・つけまつげ用糊
・カイロ
・詰め替え用ボディソープやシャンプー(こちらはエコを気にしているくせになぜか詰め替え用パックというものが存在しない。エコの観点からアピールすれば需要があるかもしれない)
・美白系コスメ(ヨーロッパで美白系はあまり人気がなく商品が少ない。しかしシミ対策としてアピールすれば需要はあるはず)
・温泉のもとなど入浴剤(こちらではバスソルトやバブルバスは入手できるが、ご当地温泉のもとなどはないので売れるかもしれない)
・プラセンタ系コスメ・サプリ(こちらでは倫理的観念からか、プラセンタはあまり一般的ではなく、あってもニュージーランドやオーストラリアからの輸入品だったりする)
・髪の毛が染められるヘアマニキュア(なぜかこちらにはシャンプー・トリートメントするだけで染められる系のものがない!これは絶対に売れると思う!)
・こんにゃく・寒天系ダイエットフード(こちらのオーガニックフード店などでもこんにゃくは取り扱われているが、ゼリーなどすぐに食べられるようになっているものがあれば売れそう)
・防虫剤(こちらではラベンダーを吊るすぐらい。笑)
他にもあれば追記しまーす。
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